あれこれ間取りの妄想をしていたいた時に、一番難しかったのが階段の配置です。
担当のSさんも
「お客さんの考えた間取りって、そのままじゃ建てられない階段というパターンがほとんどですね」
なんて言っていたし、
某HMの営業さんも
「階段の位置って難しいんですよ」
なんて言っていたので、階段で頭を悩ませるパターンは多いみたいです。
そんなわけで、我が家の階段まわりの変遷です。
階段だけ切り取っても分かりにくいので、LDK全体でお届けいたします。
Contents
原案
この画像ではわからないですが、階段下はクローゼットにしようと考えていました。
リビング側から使うイメージです。
ポイントは冷気対策で引き戸を付けていること!
イメージとしてはこんな…
(画像はおかりしました)
ファーストプラン
そしてファーストプラン
階段の上り口は玄関側ではなく、リビング側の方が日当たり等を考えても良いと思うということで、原案から上り口の位置が変わりました。
提案された位置のリビングクローゼットは邪魔だけど、リビングクローゼットは絶対に欲しい!ということで、原案寄りに修正して…
ファーストプランの修正
こうなりました。
このあたりの経緯は過去記事のこのあたりで書いておりますので、ご興味のある方はコチラ
階段下の変遷
ではここから、階段&階段下にフォーカスして解説を…
ファーストプランの提示を受け、その日の打ち合わせで大枠の間取りが決まってしまったのですが、次の打ち合わせの時には50分の1図面が出て来ました(早い)
もちろん確定図面ではなく、ここからあれこれといじったのですが、細かい図面の方が具体的に検討しやすかったので良かったです♪
50分の1図面ver.1
枕棚H=1700
パイプ付と書かれています。
「リビングクローゼットに!」とは言いましたが、固定棚等の話はしていませんでした。
多分気を利かせて?一般的な棚とパイプを付けておいてくれたのだと思います。
まぁしかし…
このへんもったいないですよね。
ということで、もっと伸ばしてください!
びょん♪
50分の1図面ver.2
「奥行を伸ばしてしまうと、固定棚付けられなくなるよ?本当にいいの?」
と何回か聞かれました。
固定棚は左右+奥の壁で固定しますが、一定以上の天井高がないと使い勝手が悪いとのこと。
階段下なので奥にいくほど天井が低くなっていくわけですが、収納の奥行を伸ばしてしまうと固定棚がろくに物を置けない付ける意味のない棚になってしまう…と言われたような気がします(うろ覚え)
Sさんは「固定棚があった方が…」という意見だけれど、私は固定棚より奥行の方が欲しいです。
だってもったいないのですよ、このスペース!
3Dマイホームデザイナーで立体化してみるとですね…
低いところ半分を捨てることになるという…
横から使えるならば使いたかった
ちなみにこんなパターンも提案してみたのです。
低いところはそれ用の扉を付けて横から使うパターン。
イメージとしてはこんな感じです。
(画像はおかりしました)
使い勝手も良く、合理的で良いと思うのですが、きんつば(夫)に猛反対されました。
「えっ!?リビングだよ?そんな扉が視界に入ってきたら格好悪いじゃん!」
他の場所ならばまだしも、リビングという空間でこういうタイプの扉を使うのは、きんつばの感性的にアウトな模様。
むぅ…
それならば使い勝手は悪くともウォークインします λ…………
「もう一声伸ばせそうな気がするので伸ばしたいです!」と言ってみたら、
「じゃあ現場で見て判断しましょう」ということになりました。
最終的にはこうなりました
固定棚はなし、ハンガーパイプは後日現地で高さを確認してから付けてもらいます。
使い勝手が悪いことを承知で収納を伸ばした理由
ここまで伸ばしたかったのには理由がありまして…
節句人形はここにしまう!と心に決めていたからなのです。
娘のお雛様は親王飾りなのですが、それなりの大きさの箱に入っています。
一般的に二階の方が人形の保存に適した場所(湿気とか的に)ということは承知しているのですが、飾る場所はリビングの書斎コーナーのカウンターです。
そもそも二階に…節句人形を置いておく場所…
うーん…ないなぁ…
収納スペースとして余裕のある小屋裏は温度変化が激しいので論外だし…
どうにか収納スペースを作ったとしても、年に一回とはいえ、大きい箱を抱えて階段を上り下りするのか?
しかも落としたら絶対に壊れるようなものを毎年?
…いつかどこかで落としそうな気がする(((((((( ;゚Д゚))))))))
そんなことを考えた結果、やはり一階に置きたい!となったのです。
使う場所の近くに収納場所を作るのは収納のセオリーだし、
いずれ子供はもう一人くらい…なんてこともあり、節句人形がもう一つ増えても大丈夫な場所はここしかない!ということになりました。
奥行を伸ばしたいと言う前にしっかりシミュレーションもしてみましたよ!
お雛様の箱のサイズを測って置いてみたところ。
増えるとしても同じようなサイズの物を買うだろうし…
二つでも問題なし!
ということで、節句人形二つの収納場所として、階段下が伸びていったのでした。
買って良かったマイホームデザイナー
3Dマイホームデザイナーは、間取りを考えるだけでなく、こんな風に物の置き場所を考えるのにも役に立ちました。
立体化してあちこち色んな角度から見てみたり、家具の配置を考えてみたり…
あまり真面目に使い方を勉強しなくてもサクサク使えるのも素敵ポイントでした♪
実際に使ってみるまでは
「いちまんえん…高くない?」
と誰もが一度は思うのですが、確実に元は取れたと思っています。
立体化してみて気付いたこと、そこから修正した内容が生活の中でかなり役に立っています。
家は一度建ててしまったら簡単には変更できないものです。
実際に建てる前に完成イメージを確認できるのは、予想以上に大きなメリットでした♪