場所ごとシリーズ玄関編。
バージョン毎に解説してみたいと思います。
まずは原案。
Contents
原案の間取り
ベースは近藤典子さんのファミリー玄関(基本形)
夜な夜な間取り会議をしていた時期は、かなり近藤典子さんの本(愛読書の紹介記事はコチラ)を読み込んでいた時期でもあり、本で紹介されていた数々の素敵玄関の要素をどうにか取り入れられないかと悪戦苦闘していました。
前提条件として、玄関の広さは土間収納もホールも全てひっくるめて4帖くらい。
どうやってこの中に素敵に詰め込むかが課題でした。
ドア前が凹んでいる理由
ちなみに玄関の間取りが正方形じゃない理由は、ポーチの上に建物が乗っているといいな(庇代わり)ということで凹ませていました。
なるべくコンパクトにしようと無い知恵を絞っていたんだと思います。
庇を別で付けるよりも見映え的に好みだから、二階をはね出すか、一階を凹ませたかったのです。
収納力だけで考えた棚配置案
最初に考えていた玄関は、こんな感じで棚を付けようか?なんて考えていた様な気がします。
これなら靴を履かずに靴が探せるかな?と。
小物用の棚は奥行を20センチくらいにすればそこまで狭くないかな?とか…
問題点:暗い
こうやって棚をつけた場合の最大の問題点は、きっと暗い!ということ。
窓が取れれば良いのですが、一番明かり取りとして機能してくれそうな壁面は靴ゾーン…
ここは棚にしたい…
地窓を付ける?
うーん…でもファミリー玄関部分は丸見えにしたくないし、
目隠しすること(多分のれんかロールスクリーン)を考えるとうまく機能しない予感…
目隠しをしてしまうと、暗くて狭くなってしまうのですが(間口は実寸130センチ程度で2帖弱)、採光できる玄関ドアにして、あとは諦める(収納力を重視したいし、今のマンションよりは広いからいいや)みたいな雑な考えをしていた気がします。
玄関の素敵な演出アイディア
正面の壁にファブリックパネルなり絵なりを飾れば、視線がそちらにいって誤魔化されるんじゃない?なんて話もしていたような気も…
空間を上手く使うヒントに、狭小住宅のアイディアを色々見ていたのですが、アクセントになるものを置くと視線がそちらにいって広く感じる!みたいな話がありましたので、演出次第で誤魔化せるかな?とか…
正面の壁を照明付きニッチにするのもいいかも…
(画像はおかりしました)
エコカラットをはってもオシャレでいいですね♪
光を上手く使っても広く見せる演出はできそうです。
間接照明とかで上手く誤魔化そうかな…
原案を担当のSさんに送った時点では、こんな説明は何もしていないので、ファーストプランは、玄関に取れる面積の中で一般的なものが出て来るのでした。
ということで、次回はファーストプランとその修正についてです。