きんつば家ではハウスメーカーではなく、工務店さんにお願いすることに決めました。
今回はどんなところが決め手になったのか、書いてみようと思います。
決め手となったこととして、やはり担当さんの力量は大きかったです。
やりたいことをきちんと叶えてくれる(しかも予算内で)という会社は他になかったし、たくさん我が儘も聞いてもらえるのでとても楽しく家づくりをさせてもらっています。
では、少し細かく。
Contents
Sさんの力量(引き出しの多さと提案力)
担当さんの力量が決め手になる方は多いと思いますが、我が家も御多分に洩れず。
これはいくらくらいでやれますか?と聞けば
「うちでやるといくらだけど、こういうやり方でこうやればいくらだし、こんな風にもやれるよ〜」
Aプランいくら、Bプランいくら、Cプランいくらの様に、具体的な金額とメリットデメリットなんかを即答。
おぉぉぉぉぉヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ
なんでしょう、この引き出しの多さ!
「あれは?これは?」と気になることは取り敢えず聞いてみるのですが、どれもガンガン答えてくれます。
驚異的な守備範囲の広さです!
今までのお客さんの工夫や実例なんかも教えてくれるので、話としても面白いです♪
その場で出来る出来ないの判断をしてくれるので、話が早い
ハウスメーカーでは「では、次回までに調べておきます」と宿題になることが多かったですが、工務店さんとの打ち合わせではその場で「できるできない、やるならいくら」を提示してくれます。
小さな工務店でSさんは社長さんだったりするので、決裁権があるのも大きいのかと思います。
施主支給ウェルカムな柔軟さ
施主支給は嫌がられたりで諦めた方も結構いらっしゃるかと思います。
(何かあった時の責任問題が厄介なのでやりたくないところの方が多いそうです)
「これを使いたいっていうものがあったら、ドンドン持ってきていただいていいですよー」
というスタンスなので、いくつか施主支給させてもらう予定です。
アドバイスもバッチリしてくれるので、施主支給したいものを相談したりもしています。
一緒に買い物に行く施主さんも結構いるそうです。
オプションには儲けを乗せないという稀有な姿勢
これは一番凄いんじゃないかなと思っているところ。
契約後のオプションって、一般的に遠慮なく利益をふっかけられやすいところらしいんです。
「契約前に交渉すればサービスだったものが、契約した後だと10万円です」
なんて話は結構見ていたので、ハウスメーカーで考えていた時には考えられるオプションはなるべく盛って見積もりを出してもらっていました。
工務店さんは「オプションってお客さんのこだわりたいところだからなるべく叶えてあげたい!だから材料費と手間賃でいいよ!」というスタンスで、実際に利益が乗ってなさそうな金額です。
Sさんはハウスメーカー時代に利益もりもり価格のせいで家が形になるにつれ
「あれやりたいなーこれもやりたいなー」と思いついたオプションを諦めざるを得ないお客さんをたくさん見てきたそうで、
「誰かが泣くシステムって嫌なんですよー」と雑談をしていた時に言っていました。
「会社として必要な利益は本体工事のところでいただいているので、オプションには利益を乗せていません!そうしたらみんな笑顔じゃないですかー」
という言葉が印象的です(結構最近の雑談)
ちなみに同業者には「なんでそんな面倒で利益にもならんことやってるの?」って言われるらしいです(;・∀・)
「こういうのやりたいんですけどー」
「じゃあ絵に描いてみてください」
で描いた絵を基に一生懸命形にする方法(しかも安く)を考えてくれたりもするので…
施主もしっかりしないと…なんて思います
褒めてばかりだとただの狂信者みたいなので…
Sさんはかなりのやり手な分、自分達でもしっかり調べて考えていかないと、上手い表現が見つからないのですが丸め込まれちゃうかな〜なんて風にも感じたことがあります。
しっかり気合いを入れねば(`・ω・´)なんて思ったのを覚えています。
こちらも調べてしっかり考えたものを持っていけばそれ以上の+αを返してくれるし、お互いに納得できるまでとことん付き合ってくれるので、きんつば家とは合っているなと思います。
ちなみにふんわりとした状態で持って行くと遠慮なく撥ね返されます(笑)
コストにシビアで施主の言いなりにならないところとか、他ではいなかったし凄いなーと思います。
主婦目線は足りないので、どんな生活をしたいか考えるのは自分で
主婦目線が足りないと感じる時はあるので、ここは遠慮なく意見しています。
女性建築士の方が凄く丁寧にヒアリングして、暮らしと共に間取りを提案する…みたいな話を読んで「素敵だな~」と思ったものですが、そういうきめ細やかさは正直ありません。
現場出身の現場をよく知っている方なので、まとめあげる力や格好良くコストダウンするノウハウ等は物凄いですが、生活目線での提案はどうしても女性建築士の方には劣ると思います。
なので、どういう暮らしをしたいか、どんな時間を過ごしたいか…
そんな目線でじっくり考えるのは自分でやって、「ここはこうしたい!」という意見をぶつけました。
…全体的に面倒くさい客で申し訳ないと思うことも多々あります(苦笑)
「Sさんは気にならないかもしれないけど、私は気になるんだよぉぉぉぉぉ」
ってことはちょいちょいあるので。
まぁ、そんなこんなでポンポン意見を言い合えるので、楽しくやらせていただいております。